「建物の金額を知りたい」
「建物の見積もりが欲しい」
「見積もりする時に注意することは」
このようにお考えの方はいませんか?今回は、見積もりについて紹介します。
建物金額を知りたい場合、まずは事前に検討したい会社の資料請求を行い情報収集してから展示場見学にいきましょう。
1日で総合展示場内を見学できるのは多くて6社ぐらいまででしょう。
ちょっと話を聞いただけですと内容が理解できないまま、坪単価だけで比較してしまいます。
2日に分けてゆっくり話しを聞いて内容を比較しながら見学するのも良いでしょう。
見積もりが欲しい場合は、検討した会社から見積もりして欲しい会社を3社までに絞りましょう。
6社に依頼してしまうと、各社打合せごとに1~2時間取られプラン修正回数を含めるとかなり時間を費やします。しかしこの時間はとても重要で削れません。この時間を削ってしまうと見積もり内容はもちろん、コンセプトや性能・保証についても理解できません。ご注意ください。
最終的に差が分からず、金額と建坪(一番安くて広い)で選んでしまいます。
家を検討される世代は忙しい方がほとんどです。各種見学会にも参加し、見積もり詳細を把握出来るのは2~3社が限界かと思います。
見積もりをする場合、同じ間取り、材料、設備で比較すれば他社との金額差は分かり易いです。
しかし、すべてを同じにする事は難しいです。材料を同じ程度に合わせたとしても品質や性能は各社違いがあります。
*木造(大工)住宅
木造大工さんの場合は概算見積もりです。柱の材料を桧にして太さも4寸と指定したとしても、何年物(年輪)や何処の部位(樹心)、産地(外国産材)、含水率、等級(特一等は並材。無節は3倍高)で価格は変わります。
すべてを指定する事は、容易ではありません。その為、希望予算に合わせた材料で調整した金額になります。
*プレハブ住宅
プレハブメーカーの場合は、商品タイプごとに工法や材料が決まっているため、材料に関してはお任せして心配はありません。
但し、現場施工が多い会社は、工場からの管理材料なのか、現場で調達された材料なのか注意が必要です。当社では、家づくりの大半を工場で作っております。
*ライフサイクルコストも比較する
プレハブメーカー見積もり比較の場合、商品タイプごとに工法や材料に違いがあるのですが、同じ価格帯商品にどんな設備がどこまで付いているかを比較しがちです。
そして間取りにも多少制限があると、希望の図面が出来たかが一番の判断基準になってしまいます。
ここで重要なのが、工法の違いでの耐震強度、材料の違いでのメンテナンス費用、間取りが将来のライフスタイル変化に対応できるか(間仕切り壁や窓移動、増改築が容易)などを比較することです。
ポイントは、当初価格だけにとらわれず、将来のライフサイクルコストも見積もり費用と一緒に考えることとなります。
*金額以外にも重要なのが・・・
最終的に選ばれている会社は、一番打合せ時間が多かった会社の傾向があります。
自分や家族の要望を良く聞いてもらったからですね。それと営業との話や性格の相性もあるかもしれません。
契約して終わりでなく、契約してからが本当のお付き合いの始まりです。楽しく打合せをしたいですしね。
そして入居してからも一生のお付き合いが続きます。
□まとめ
今回は、見積もりについて解説しました。
失敗したくない方は「どこの会社も今は丈夫だから、一番安くて一番大きい家にしよう!」と決める前に再度内容を検討して下さい。
見積もりの仕方、見積もりの内容を詳しく知りたい方は、当社までお気軽にお問い合わせ下さい。
運営者情報
「栃木セキスイハイム」編集部
住まいの販売から土地活用でおなじみの栃木セキスイハイムグループが、家づくりの「わからない」にお応えします。建築士・宅地建物取引士など住まいの専門家による監修のもと記事の執筆を行っています。