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COLUMN

【2024年】セキスイハイムの価格相場を解説します。

2024.04.28

注文住宅を建てる際、どこのハウスメーカーに依頼すべきか、悩まれる方がほとんどかと思います。ハウスメーカーによって、家のデザインや性能、価格などは大きく異なります。その中でも、最終的に誰もが一番気になる部分としては価格なのではないでしょうか。

 

そこで、こちらの記事では、住宅の価格構成と大手ハウスメーカーに位置しているセキスイハイムの価格相場や特徴について紹介します。

 

 

住宅の価格構成

住宅の価格は、土地の購入費用を除くと、大きく「本体建物工事費」「別途工事費(付帯工事費)」「諸費用」の3つに分けられます。それぞれの費用についてご紹介します。

本体建物工事費

建物そのものの建築に必要な費用です。住宅購入にかかる費用全体の約70%以上を本体建物工事費が占めると言われています。建物本体の価格以外に、以下のような費用が含まれます。

 

・仮設工事費用

工事に必要な足場や仮設電気、水道、トイレの設置。建物の面積が大きいほど費用はかかります。

 

・基礎工事費用

構造全体を支える基礎工事。ベタ基礎と布基礎の2種類に分けられるが、一般的には鉄筋やコンクリート料の少ない布基礎のほうが費用を抑えられます。

 

・木工事費用

構造材や造作材などの加工、現場工事。現場作業が多いほど費用はかかります。

 

・電気工事費用

照明配線やコンセント取り付け工事。取り付けの数に比例して費用がかかります。

 

・内外装工事費用

外壁、屋根、屋上防水や塗装、壁のサイディングなどの外装工事。外壁材はその素材によって、費用が大きく異なります。

床フローリング・タイル貼り、クロス貼りなどが内装工事。用途に応じて材料を上手に選択することで費用を抑えられます。

 

・空調工事及び住宅機器設備工事費用

空調ダクトや24時間換気のための換気口の取り付けの空調工事。お風呂場やキッチン、トイレなどの設備機器工事。どちらもグレードやオプションによって費用は変わります。

 

別途工事費

建物以外の部分にかかる工事の費用です。こちらは総費用の15~20%が目安と言われています。

具体的には、以下のような費用が挙がります。

 

・引込工事費用

水道やガス管を家の敷地内に引き込む工事。一般的に、引き込む距離に比例して費用がかかります。

 

・外構工事費用

駐車場やアプローチ、庭など建物の外に関する工事。庭の面積やデザインによって、大きく費用が変わってきます。

 

・インテリア工事費用

照明器具、カーテンやブラインド、エアコン本体の購入及び取り付け工事。数や種類によって費用が変わります。

 

・地盤調査及び地盤改良工事費用

建築地が、家を建てられる状態かどうか建築前には必ず調査します。

改良が必要な地盤だった場合は、家を建てられる状態にするための工事が必要となります。地盤改良工事の方法と費用は調査結果によって変わります。

 

・解体工事費用

家を取り壊すための解体工事。家を建て替える場合や購入した土地に家が建っている場合は必要となり、建物の大きさに比例して費用がかかります。また、使用している材料によっても費用が異なります。

 

諸経費

建物や建物まわりの建築工事以外にかかる費用です。

住居を建築するにあたっては、工事費用以外にも色々なことにお金がかかります。一般的には総費用の5~7%が目安と言われていますが、各種税金、各種手数料、保険料、引越代、家具や家電の購入費など、様々な費用がかかってきますので、余裕をもった予算設定をおすすめします。

 

 

セキスイハイムの価格相場

まず、部資材価格の高騰等により、大手住宅メーカー8社の平均坪単価は2021年度のウッドショック以降は、全社でプラスとなっております。増加幅は4~11%です。

大手メーカー坪単価推移

そのなかで、セキスイハイムの坪単価は80~100万円程度とされています。

仮に30坪(約100㎡)の家を建築すると本体価格は2,400~3,000万円、40坪(約132㎡)の家であれば3,200~4,000万円となります。

 

セキスイハイムは鉄骨系と木造系どちらも取り扱っているメーカーです。商品としても多くの種類を提供しており、ライフスタイルや好みに合わせて選択することが可能となっております。それぞれの商品に特徴があり、商品によって価格の相場も異なります。

 

例えば、できるだけ電気を買わない暮らしを目指す「スマートパワーステーション」シリーズに関しては、「スマートパワーステーションFX」「スマートパワーステーションFXアーバン」「スマートパワーステーションプラス」「スマートパワーステーションGR」と4種類を展開しております。ご家族構成やライフスタイルなどに合わせ最適なモデルが選べるようになっておりますが、こちらの種類によっても価格の相場は異なります。

 

また、注文住宅となりますので、設備のグレードや搭載の有無なども選べます。そちらの選択によっても、価格が大きく変動しますのでご注意ください。

正確な金額を知りたい場合は、ご要望や敷地状況等を踏まえて、個別でお見積書を作成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

セキスイハイムの商品一覧

セキスイハイム商品一覧

セキスイハイムのメリット

業界でいち早くユニット工法を採用し先進的な住宅づくりをしているセキスイハイムのメリットをいくつかご紹介します。

高品質な住宅を安定して提供できる

作業場が不安定であったり、真夏日や真冬日だと、現場の職人も普段通りの質の高い作業ができない可能性があります。また、部材が雨に吹き曝しになれば、品質は落ちてしまいます。このように、どんなに良質な部材を使っていても、知らないうちに欠陥住宅となってしまう恐れがあるのが住宅です。

家づくりの大半が工場での作業となるセキスイハイムでは、現場作業が少ないので、雨天などの影響を受けづらく、バラつきのない品質の住まいを建てることができます。

 

耐震性能が優れている

高品質なボックスラーメン構造により巨大地震にも耐えられる住宅を建てられます。

柱と梁を一体化させることで、他メーカーでは当たり前の免震装置を必要とせず、構造躯体のみで地震の強い揺れに耐えることができます。

 

サスティナブルな暮らしができる

省エネ住宅をどこよりも早く取り組み、今でもその姿勢を貫いており、太陽光発電システムの累計建設棟数は2023年3月末時点で24万棟を超えております。

太陽光発電の他にも蓄電池やHEMSにも力をいれており、エネルギーの自給自足を目指せる、家庭と環境に負荷をかけないサスティナブルな暮らしを実現できます。

 

アフターサポートが充実している

引き渡しから2年目までに3回の定期点検と5年目から5年毎の定期診断を無償で実施する、60年間の長期サポートがついています。

また、何かあった時でも365日24時間いつでも電話相談ができるのも安心できます。

 

 

セキスイハイムのデメリット

どこのハウスメーカーにもメリットもあればデメリットもあります。セキスイハイムのデメリットについてもご紹介します。

間取りの自由度がやや低い

独自のユニット工法のために、間取りの自由度が工務店や設計事務所に比べるとやや低いです。特に、工場出荷後、現場における住宅性能に係る部分(窓、外壁、屋根等)の変更は原則できませんので発注する前には必ず最終チェックをしましょう。

しかし、独自のユニット工法のために、必要な柱の数は少なく、大空間や大開口は取りやすくなっております。かつ、どの間取りにおいても耐震性能などは確保されます。どちらが重要か天秤にかけて決めましょう。間取りへのこだわりが強く、デザインをメインで考え自由に設計がしたい方には、やや合わないメーカーかもしれません。

 

価格が高い

セキスイハイムに限らずではありますが、大手ハウスメーカーは、住んでから変えることのできない基礎や構造体、住んでから変えるのが大変な外壁や屋根・窓・断熱材、そして住んでからのアフターサポート、それらを充実させている事もあり、価格を単純に比較してしまうと、どうしても高くなってしまいます。

ただし、他のハウスメーカーよりも、太陽光発電や蓄電池、空調システムの性能が高い点など、最先端のテクノロジーを備えている分、セキスイハイムは高い金額を将来的には取り返すだけのメリットがあるのも事実かと思います。新しい住宅を建てる際には、自分達がどのように暮らしていきたいかを検討しましょう。

 

 

まとめ

 

セキスイハイムは鉄骨と木造どちらの商品も提供しております。それらの価格相場は、一般的な他のハウスメーカーと比較するとやや高くなっております。

 

しかしながら、家というのは、ほとんどの方にとって一生に一度の大きな買い物になります。そのため、価格が安ければ何でも良いということにはならないかと思います。

 

家づくりを失敗しないためには、住んでからも含めて全体を把握する事がとても重要です。

当初の建築価格以外に、メンテナンス費用や光熱費といったランニングコストがどうなのか、家族が安心して暮らし続けられる構造なのか、好みのデザインができるのか、ライフスタイルに合った間取りにできるのか、アフターサービスはどうなのか等、考えるべき項目はたくさんあります。しかし、これらを全て叶えることは難しいのが現実です。

 

そのため、満足する家づくりをするためには、全体を把握した上で、家族のなかで優先順位を決めることが重要です。そして、その優先順位をもとに、家族みんなが納得する住宅メーカーを選んでいく事をおすすめします。

運営者情報

栃木セキスイハイム
「栃木セキスイハイム」編集部

住まいの販売から土地活用でおなじみの栃木セキスイハイムグループが、家づくりの「わからない」にお応えします。建築士・宅地建物取引士など住まいの専門家による監修のもと記事の執筆を行っています。

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