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失敗しないハウスメーカーの選び方!比較ポイントや注意点を紹介

2024.02.25
ハウスメーカーの選び方

注文住宅を建てたいけれど、ハウスメーカーが多すぎて、どこに頼めばいいかわからない。そのような状況に陥っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ハウスメーカーの選択を失敗しないために大切なポイントや注意点について解説します。ハウスメーカー選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

失敗しないハウスメーカー選びのポイント

新しい家は、多くの方にとって家族の安全や幸せを守る場所であり、生活の基盤となる場所です。そのため、ハウスメーカーの選択は失敗したくありませんよね。

しかしながら「ハウスメーカーを選ぶ際に、比較検討するといっても何に注目すれば良いのかわからない」という方もいるかもしれません。そこで、ここでは検討する際のポイントを紹介します。

 

構造・工法

ハウスメーカーが採用している構造・工法は重要なチェックポイントになります。

 

家の構造を大きく分けると、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3種類です。さらに木造は木造軸組工法か木造枠組壁工法か、鉄骨造は軽量鉄骨か重量鉄骨かで違いがあります。

構造・工法ごとの特徴をまとめると以下の通りです。

家の構造と工法の一覧表

構造・工法によって費用や性能は異なります。

そのため、建てる地域の特徴を知っておく事も大切です。栃木県の特徴や過去の災害を紹介します。

 

〈栃木県の特徴・災害〉

 

気候

関東地方の最北端に位置する栃木県の気候は、太平洋側気候(夏季:多雨多湿、冬季:少雨乾燥)であることが特徴となります。そのため、夏は雷をともなう激しい雨が多くなり、冬は空っ風と呼ばれる北西からの強い風が吹き、平野部では乾燥した晴れの日が多くなります。

年間の平均気温は、平野部では12℃~14℃、標高の高い山地北部では7℃~9℃となります。12月・1月の最高気温と最低気温の差は平野部においても10℃~14℃と大きく、冬の朝は寒さが厳しくなります。山地部では11月から雪が降り始めることもあり、平野部でも12月から降雪が観測されることもあります。

このように、栃木県内でもエリアによって降雪量は大きく異なります。例えば、県庁所在地である宇都宮の2023年の年間降雪量は2cm。一方、山地部である奥日光の2023年の年間降雪量は107cmであり、平野部と山地部で大きな差があることがお分かりいただけるかと思います。

 >気象庁の[過去の気象データ]

 

台風

2016年以降、栃木県を含む関東甲信地方(伊豆諸島および小笠原諸島を除く)には毎年2つ以上の台風が必ず接近しております。

また、人的被害も出た令和元年10月に発生した「令和元年東日本台風」においては、栃木県内25市町のうち21市町に災害救助法が適用されました。住家被害も甚大であり、全壊83棟・半壊5,252棟を含む14,222棟が損壊や浸水等の被害を受けました。

 >防災とちぎの[災害情報]

 

地震

栃木県は内陸に位置するため、海溝型地震(海のプレートと陸のプレートのずれにより海溝沿いで発生する地震)では海岸地方よりも揺れが小さく、大きな被害にはなりにくくなります。一方、直下型の内陸型地震(活断層のずれにより内陸部の地下で発生する地震)が発生すると大きな被害を受ける事があります。

約10年前の2011年3月11日に発生した「東日本大震災」では、宇都宮市・大田原市・真岡市・市貝町・高根沢町で震度6強、県内全域でも震度4以上の揺れを観測し、住宅の損壊や地盤の液状化などの被害を受けました。

 

デザイン性

シンプルモダンやナチュラルスタイル、北欧スタイルなど、ハウスメーカーには、それぞれ得意とするデザインがあります。ホームページやパンフレットの施工例をチェックしたり、住宅展示場で実物を見たりして、自分好みのデザインが実現できるか確認しましょう。

 

もし自分の好みが分からない場合は、SNSや雑誌などで、イメージに近いデザインの住宅を集めてみると、あるデザインが多いことに気付くかもしれません。

 

価格

家づくりにおいて切り離せないのが予算です。どれだけ自分の理想に近い家であっても、費用が大幅にオーバーしてしまっては、建築後の生活に支障が出る可能性があります。月々のローンの支払いや初期費用などを確認し、何を優先し何を抑えるのか、内訳を明確にしておきましょう。

 

ただし、なるべく予算を抑えたいからといって、坪単価だけでハウスメーカーを選ばないよう注意が必要です。価格が安いのには理由があります。そのため、複数のハウスメーカーを比較するときは、坪単価とともに費用の内訳や根拠、オプションの扱いなども合わせて確認しておきましょう。

 

施工の質

家づくりにおいて、人の手をつかわないハウスメーカーは1つもありません。そのため、家の品質は施工の質に左右されます。

 

ハウスメーカーがどのような品質管理体制を整えているのか確認しましょう。確認方法の1つとしては、指定工事店制度を設けているかです。指定工事店制度を設けていない場合は、施工会社の質をハウスメーカーがわかっていないため、あまりおすすめできません。

 

ご自身でチェックする方法としては、施工現場に足を運んでみることです。技術力はわからないにしても、「整理整頓されているか」「質問に応じてもらえるか」など、当たり前のことができているかだけでも判断材料となります。特に天候が悪い日やその翌日に、家や部材がどのような状態なのかは確認してみると良いでしょう。

 

アフターサービス

ハウスメーカー選びの際は、アフターサービスの充実度もチェックしましょう。住んでから点検や修理が必要になったときに、アフターサービスが手薄だと高額な費用や対応の遅延が発生してしまいます。

 

新築住宅は住宅品質確保の促進等に関する法律により、10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。したがって、最低10年間保証される点はどのハウスメーカーを選んでも変わりませんが、法律で定められた10年間の保証期間に加えて、独自の定期点検や保証期間を設けているハウスメーカーもあります。手厚いサービスを実施しているハウスメーカーに依頼すれば、時間が経っても家を良い状態に保つことができるでしょう。将来、何らかの理由で手放すことになっても、売却を有利に進められる可能性もあります。

 

窓口体制については、アフターメンテナンス部門の有無を確認しておきましょう。アフターメンテナンスは専門的な技術を要するため、専門の担当者がいると安心です。

 

営業担当者

信頼できる営業担当者がいると、家づくりをスムーズに進めることができます。家が完成するまでの期間はもちろん、その後も付き合いが続くため、営業担当者との相性を確認しましょう。特に重要なチェックポイントは、知識・提案力・人柄の3つです。

 

知識は、「質問したときに的確に答えてくれるか」「納得するまで調べてくれるか」という点をチェックします。気になることや疑問に感じることがあれば、営業担当者に何でも質問してみましょう。良い営業担当者は、税金や補助金など資金計画に関する知識も豊富です。

ただ、何から何まで知っている営業担当者はごく僅かと言えます。そのため、仮に知らない事があったとしても、こちらが納得するまで調べて教えてくれるかも重要になります。

 

提案力は「過去の提案実績が豊富か」「ヒアリング能力が高いか」といったチェックポイントで見極めましょう。提案実績が豊富な担当者は、過去の経験を活かすことができます。たとえば、成功事例に基づく提案をしてくれたり、こちらが見落としている点を確認してくれたりします。ヒアリング能力が高い担当者は、希望条件をしっかりと理解して提案に落とし込んでくれるのがメリットです。ただ何よりも、こちらの立場に立って提案をしてくれるかが最も重要になります。

 

人柄は「親身になって対応してくれるか」「身だしなみが整っているか」などがチェックポイントです。家を建てるにあたって、営業担当者とは何度もやりとりをすることになります。営業担当者の人柄に問題があると、ストレスを感じてしまうでしょう。営業担当者が都合の良い情報しか出してこなかったり、他社の悪い点ばかりをアピールしたりするような場合は、要注意です。

 

失敗しないハウスメーカーを選ぶ際の注意点

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、ハウスメーカー選びで注意したいポイントについて解説します。

 

土地決定のタイミング

家づくりでは、ハウスメーカーと土地選びを並行して進める人が多い傾向にあります。しかし、土地だけを先に決める場合もあります。この場合、土地に予算を割きすぎて、建物にかける費用が足りなくなる場合があるので注意が必要です。一般的に、土地よりも建物を我慢した場合の方が、満足度が下がる傾向にあります。

 

ハウスメーカーが自社で土地を所有しているケースも多く、建物も同じハウスメーカーで建てる建築条件付きの土地もあります。その場合、土地の代金が周辺の土地に比べて安価な場合もありますが、ハウスメーカーは選べないので、よく考えて決めることが大切です。

 

ランニングコストの把握

家は建てて終わりではありません。むしろ、住んでからが本当のスタートとも言えるでしょう。そのため、初期費用ばかりに注目してしまうと後悔する可能性が高まります。

 

メンテナンスにかかる費用や光熱費、場合によっては保証延長のための費用など、使用する材料や家の性能によって左右する費用があります。このような将来的にかかるであろう費用は、必ず事前に把握しておきましょう。

 

まとめ

 

日本全国にたくさんあるハウスメーカーから1つを選ぶのは至難の業です。また、1つも欠点のない100点満点のハウスメーカーは存在しません。

 

家を建てるというプロジェクトは大きな決断ですが、ポイントをおさえて検討を行うことで、満足度の高い家づくりができるでしょう。そのため、ハウスメーカー選びのポイントに自分たちで優先順位を付け判断することが重要です。「安心して任せられる」「一緒に楽しく家づくりができそう」と思えるハウスメーカーを選びましょう。

運営者情報

栃木セキスイハイム
「栃木セキスイハイム」編集部

住まいの販売から土地活用でおなじみの栃木セキスイハイムグループが、家づくりの「わからない」にお応えします。建築士・宅地建物取引士など住まいの専門家による監修のもと記事の執筆を行っています。

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