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COLUMN

ペットと防災。家族の一員であるペットのためにできること

2021.03.05
ペットと防災

コロナ渦により犬や猫などのペット人気が高まっております。在宅勤務などにより、家にいる時間が長くなり、ペットを飼う方が増えているのです。このように新たにペットを飼われた方は特にですが、自然災害からペットを守る防災対策は考えておりますでしょうか。いつ起こるかわからない災害に備えて準備をしておきましょう。

 

 

1. 飼育場所の安全確保

飼育場所の安全を確認します。室内で飼育している場合は、ケージの周囲にある家具が転倒・落下しないよう固定しましょう。室外で飼育している場合は、倒壊の恐れがあるブロック壁やガラス窓から離れた場所に小屋を配置しましょう。

また動物は災害時に、パニックを起こすこともあります。室内飼育のペットが人の手が届かないような隙間に入り込んでしまうと、避難の遅れにつながりますので、逃げ込みそうな隙間は予めふさいでおきましょう。玄関にペットゲートなどを設置し、外に飛び出さないようにしておくとさらに安心です。室外飼育のペットは、首輪やリードが外れないか、定期的にチェックしておきましょう。

 

2. 離れ離れにならない対策

同行避難(※ペットと一緒に避難すること)中に、やむを得ぬ事情でペットと離れてしまうこともあるかもしれません。保護されたペットが、飼い主のもとに戻れる対策を取っておきましょう。

首輪や迷子札は、見つけた方がすぐに飼い主の情報を把握しやすいですが、脱落する恐れもあります。そのため、首輪や迷子札に加えてマイクロチップの埋め込みが推奨されています。脱落やデータの消失の恐れがなく、災害時にも確実な身元証明になります。また、災害後、迷子になったペットを探しに行くことも考え、ペットの写真を備蓄品や携帯電話に入れておくのも有効です。

 

3. 備蓄品の準備

災害時は人命が優先されるため、ペットの水や食料の配給はない事が一般的です。そのためペット用の水や食料は、飼い主が準備する必要があります。備蓄の量は1週間程度が目安です。

また、避難の際に必要なリードやキャリーバッグ、ケージ、排せつ物の処理道具なども準備しておきましょう。病気になった際は勿論ですが、避難所に入る際に必要な場合もありますので、ワクチンの接種証明書等の各種証明書も忘れずに準備しましょう。

 

4. しつけ

避難所でのトラブル防止のためには、日頃のしつけが重要です。「待て」「おいで」「おすわり」「伏せ」など、飼い主の指示に従って動ける訓練をしておきましょう。無駄ぼえしないしつけや、決まった場所での排せつを癖づけることも重要です。

また、災害時でも落ち着いて避難できるように、リードやキャリーバッグにも慣れさせておきましょう。トラブル防止はもちろんですが、健康管理やしつけは災害時のペット自身のストレス軽減にもつながりますので日頃から心がけて行っておきましょう。

 

5. 避難所以外での宿泊準備

過去の震災の際、「同行避難をしたが、ペットを受け入れてもらえない」などの理由で、多くの方がペットと一緒に車中泊やテント泊をしていたのも事実です。また、新型コロナウイルス感染対策により、避難所に行くことさえ難しくなることもあるかもしれません。

そのため、日頃から備蓄品の一部を車に積んでおくと安心です。特にリードやケージの準備は必須です。昨今のキャンプブームの影響もあり、アウトドア用品も様々なところで販売されていますので、防寒用具やテント、充電器等を用意して、ペットと一緒に車中泊やテント泊をしてみてはいかがでしょうか。経験しておくことで、自分自身もペットも、いざという時でも慌てることなく行動できることでしょう。

 

 

まとめ

 

いつどこで起こるかわからない自然災害。そんな時、大切なペットを守れるのは飼い主だけですので、防災対策をしていない方はすぐに実行してみましょう。

災害時の避難としては、ペットを一緒に連れていく「同行避難」が基本となりますが、問題も多々あるのが現状です。災害時も自宅で過ごす「在宅避難」であれば、慣れ親しんだ場所でペットと一緒に過ごす事ができます。ただそのためには、【災害後も継続して住み続けられる住まい】であることが必要となります。

セキスイハイムでは、いろいろな変化や不安を乗り越えるための、レジリエンスな住まいを考えております。災害時はもちろんのこと、災害後も安心して暮らし続けられる住まいについて、ご興味ございましたら、ぜひ弊社にご相談ください。心よりお待ちしております 。

 


 

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