「地震に強い家は特徴を持っているのだろうか」
「耐震性の強い家の特徴を教えてほしい」とお考えの方はいませんか?
日本は、世界の大きな地震の約1/5が日本で起きていると言われているほどの地震大国です。近年は大きな地震も頻発していますから、家の耐震性は気になるところでしょう。
そこで今回は、耐震性の強い家の特徴について、ご紹介します。
「耐震性の強い家とは言っても、特徴があるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。結論から言うと、耐震性の強い家には、工法や家の形状、建っている地盤などの特徴があります。どのような特徴を持っているか、紹介します。
ツーバイフォー工法
もとはアメリカを中心に普及した工法です。近年では日本でも複数のハウスメーカーがツーバイフォー工法を用いています。
ツーバイフォー(2×4)工法とは、木材を用いた建築工法の一つで、日本では「木造枠組壁構法」という呼び方もされます。ツーバイフォーとは2インチ×4インチの角材の大きさです。これを基準に様々な大きさの角材を組み合わせて家を建てていきます。
ツーバイフォー工法がなぜ耐震性が強いかというと、壁と床という「面」で家を支える工法だからです。安定性があるため、日本の伝統的な工法である、梁や柱の「線」で家を支える在来工法よりも地震による揺れを抑えることができます。
家の形状
家の形状は耐震性の強さを決める大事な要素です。家の形がL字型やコの字型など、複雑な形状になっていると建物本体とそれ以外で剛性が違うため、それぞれの部分で別々の方向に揺れてしまいます。そのため、接続部分などが大きなダメージを受けてしまう場合があります。そのため、複雑な形状の家より、正方形に近いシンプルな家の方が地震の揺れをうまく受け止めることができます。
家の建っている地盤
上記のように、家が耐震性の強い特徴を満たしていても、家の建っている地盤そのものが弱いことがあります。そうなると、家本体が無事でも地盤の液状化により傾いたり沈んでしまったりする場合があります。心配な方は、専門業者に頼んで地盤の状態を確認してもらっても良いでしょう。もし地盤が弱かった場合は、費用は掛かりますが地盤改良などで耐震性を強めることもできます。
□まとめ
今回は耐震性の強い家の特徴について、ご紹介しました。ポイントは工法、家の形状、家の建っている地盤の3つです。耐震性の強い家について詳しく知りたい方は、当社までぜひお気軽にお問い合わせください。
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「栃木セキスイハイム」編集部
住まいの販売から土地活用でおなじみの栃木セキスイハイムグループが、家づくりの「わからない」にお応えします。建築士・宅地建物取引士など住まいの専門家による監修のもと記事の執筆を行っています。