「安心して住める住宅を見極める方法が知りたい!」このように思っている方はいらっしゃいませんか?
実は、安心安全な家かどうかを判断することはできます。定められた基準や等級があるのです。今回は、住宅を評価する基準や等級についてご紹介します。
住まいの安心を測る10の分野、32の項目
住まいの安心は10の分野に分けて測ることができます。10の分野の中には32の細かい項目に分けられています。
ここでは10の分野について簡単にご説明します。
耐震性があるのか、耐風性があるのかを評価されます。地震でも倒壊しづらい家を見極めることができます。
住宅の中で火災が起こった際を想定して、炎が燃え広がりにくいか、避難はしやすいかなどが評価されます。
柱や土台が経年劣化しにくいかどうかが評価されます。
配管は定期的に清掃・補修する必要があるとされています。この分野では、配管工事のしやすさを評価されます。
壁や窓がしっかりと断熱がされているかどうかを評価されます。
接着剤から発生する化学物質をなるべく抑えるような建材を使用しているのかをチェックされます。また、換気のしやすさとして窓の面積も等級に加味されます。
窓の面積によって、採光の取りやすさを見られます。
隣人などへ音が伝わりにくいかどうかを評価されます。
バリアフリー化された家かどうかが評価されます。
ドアや窓などに、防犯に有効な設備が付けられているかをチェックされます。
等級の見方
等級数は分野によって変わりますが、最高で5段階制になっています。等級の数字が大きいほうが、安全性は高いと判断されます。全ての分野において等級が1である場合は、安全性に疑問を持つべきかもしれません。
全てにおいて最大の等級を取ることは難しい!
32項目全てにおいて最大の等級を取ることは、とても難しいでしょう。
全てにおいて最大の等級を取るためには十分な対策が必要なので、かなりの費用がかかってしまいます。
さらに、矛盾が起こってしまう可能性もあります。
例えば、シックハウス対策の等級を上げるために、窓の面積を大きくしたいとします。しかし、窓の面積を大きくすればするほど、耐震面では機能が下がってしまうのです。このようなこともあるため、家の性能に求める優先順位を考えておかなければいけないのです。
今回は、住宅を評価する基準や等級についてご紹介しました。高い等級であるほうが望ましいですが、完璧を求めすぎるとかなりの費用がかかってしまいます。
そのため新築を建てるときは、どの性能を重視するのか、費用面はどうするのかをバランス良く考える必要があるでしょう。
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「栃木セキスイハイム」編集部
住まいの販売から土地活用でおなじみの栃木セキスイハイムグループが、家づくりの「わからない」にお応えします。建築士・宅地建物取引士など住まいの専門家による監修のもと記事の執筆を行っています。