「ZEHは聞いたことがあるけど、どんな種類があるか分からない」
「ZEHについて漠然としか知らない」
ZEHについて知らない、知っていても漠然としか捉えていない方が多いと思います。光熱費ゼロという言葉とセットで最近よく耳にする単語ですし、詳しく知りたいですよね。
今回はそんなZEHの種類についてお教えします。
ZEHの概要と条件
ZEHは、累計の一次エネルギー消費量がゼロである家です。一次エネルギー消費量は空調や照明などで使うエネルギーの消費量のことです。この消費を、太陽光発電設備を設置して生まれるエネルギーが上回ればZEHとなります。しかし、厳密にはZEH認定には他にも条件があります。
家の断熱性、省エネ性が基準を満たしていること、そもそも消費する一次エネルギーが基準以下であることなどです。
気になるZEHの種類
ZEHには種類があります。しかし別々のものではなく、基本的には同じです。条件をつけて強化されたものや、逆に特例をつけたものがあります。以下でその種類について簡単にご紹介します。
*Nearly ZEH
Nearly ZEHは特例をつけたZEHのことです。ZEHでは太陽光発電をしますが、単純に晴れが少ない地区では発電量が少ないですよね。そのような太陽光発電に不利な地区でもZEHを推進しようと始まったのがNearly ZEHです。具体的には、多雪地域、低日照地域、寒冷地が該当します。Nearly ZEHは、完全に一次消費エネルギーがゼロにはなっていません。条件は、一次消費エネルギーの75パーセント以上を削減することです。
地域限定ではありますが、緩い条件でZEHの補助金を得られるので、自分の地区が該当しているか確認してみましょう。
*ZEH oriented
こちらも特例をつけたZEHです。都市部狭小地では太陽光発電をしようにも、パネルを設置する面積がありません。ここでは、ZEHの省エネ性、断熱性の基準さえ満たしていればZEHと同じ補助金がもらえます。これがZEH orientedです。つまり、断熱性があり、省エネ設備さえ使えば、太陽光発電設備がなくても良いです。敷地面積など条件はありますが、通常のZEHに比べて格段に実現しやすいので、ぜひ該当するか調べてみてください。
*ZEH+
ZEH+は条件が強化されたZEHです。まず、省エネ基準からの一次エネルギー消費量削減率が20パーセントから25パーセント削減になります。また、断熱性もZEHの基準より厳しくなっています。他にも電気自動車を充電するEVコンセントを配置するなど、意識しないと達成できない条件があるのが特徴です。もちろん、その分補助金も多くもらえます。
※2019年度の募集は〆切になりました。
まとめ
今回は、ZEHの種類についてお教えしました。ややこしい部分はありますが、利用すればとても価値のある制度なので、ぜひご検討ください。弊社では、ZEHを含め、注文住宅についてのご相談を随時受け付けております。注文住宅をお考えのお客様を全面的にバックアップいたします。ぜひ一度、弊社までお問い合わせください。
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「栃木セキスイハイム」編集部
住まいの販売から土地活用でおなじみの栃木セキスイハイムグループが、家づくりの「わからない」にお応えします。建築士・宅地建物取引士など住まいの専門家による監修のもと記事の執筆を行っています。