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COLUMN

栃木の家づくりのプロが徹底解説! 地震に強い家の形は正方形?

2020.02.27

「地震に強い家を作るためにはどんな形にしたらいいの?」
「どんな間取りにすれば地震に強い家が建てられるの?」とお考えの方はいらっしゃいませんか。
住宅の間取りや形について考えるのは地震に強い家を作る上で非常に重要です。
そこで今回は、地震に強い家の形について解説します。

 

地震に強い家の形

*シンプルな正方形

 

地震の揺れは住宅の縦、横の辺のどちらか長い方が大きく揺れます。そのため住宅の辺の長さを均一にすることで、地震の揺れによる被害を最小限に抑えられます。つまり住宅を上空から見た時にできるだけ正方形に近い形になっていれば地震による横揺れを抑えられます。

地震による縦揺れに関しても同様であるため、住宅の形はどこから見てもできるだけ正方形に近い形がオススメです。また、地震に強い家の耐久性に大きくかかわってくる重心と剛心について知っておきましょう。

重心は住宅の重さの中心点のことで、ご存じの方も多いでしょう。
一方剛心は住宅の強さの中心で、剛心の位置は住宅の壁が配置されている場所の均衡が取れた場所に定まります。

地震が起きた際には住宅は剛心を揺れの支点として、重心がある方の部分が揺れます。そのため地震に強い家を作るには、重心の位置と剛心の位置をできるだけ近づけましょう。振り子と同じ原理で支点となる剛心と重心が近いほど、同じ大きさの地震の揺れであっても住宅に伝わる揺れを抑えられます。
壁を均等に配置するために1階と2階で同じ間取りにするのが好ましいです。さらにベランダを設置せずに耐久性の高い壁を取り付けた方がより地震に強い家が建てられます。
しかし、法律により定められた大きさの窓の設置や間取りを導入しなければいけないため、厳密な正方形の家を建てるのは難しいです。そのため一部分だけ耐久性の高い壁を導入したり、できるだけ地震に強くなるような壁の配置を建築会社と相談しましょう。
それぞれの家庭の間取りや住宅の構造の要望に合わせて、できる範囲で耐久性を高める処置を施すのが重要です。

 

地震が来た際に崩壊する可能性の高い家の形

*いびつな形をした家

せっかく新しく家を建てるということで、一般の住宅とは一風変わった独創的な形の住宅を建てたい方も多いでしょう。しかしいびつな形をした住宅は重心と剛心の位置の距離が大きくなるため、地震の揺れをもろに受けてしまう場合が多いです。また住宅の重さを支える地盤や基礎に均等に住宅の重さを伝えられないため、住宅が傷みやすいのも欠点です。どうしても正方形とは異なる形の家を建てたい方は、耐久性を高める処置を施しましょう。

 

 

 

まとめ

今回は、地震に強い家の形について解説しました。地震に強い家を新しく建てる際は、正方形と間取りを意識してみてはいかがですか。弊社は栃木県内に複数の展示場を持つ、豊富な住宅ラインナップが自慢の家づくりのプロです。住まいに関してお悩みの方は弊社までお気軽にご連絡ください。

 

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栃木セキスイハイム
「栃木セキスイハイム」編集部

住まいの販売から土地活用でおなじみの栃木セキスイハイムグループが、家づくりの「わからない」にお応えします。建築士・宅地建物取引士など住まいの専門家による監修のもと記事の執筆を行っています。

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