
「ZEHとは?」
「ZEHと光熱費ゼロ住宅との違いは」
「ZEHのメリット・デメリットとは」
このようにお考えの方はいませんか?今回は、ZEHについて紹介します。
ZEHとは
ZEHはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのことでNet Zero Energy Houseの略称です。
よく太陽光発電システムを搭載した住宅と勘違いしやすいですが、住宅の高断熱化と高効率設備により出来る限り省エネに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、1年間で消費するエネルギー量が正味(ネット)でおおむねゼロ以下となる住宅のことです。
[使うエネルギー]≦[創るエネルギー]
つまり、創るエネルギーが使うエネルギーより多くなる住宅。
正確には、設計*一次エネルギー消費量と創るエネルギー量の収支をゼロにする住宅です。
*一次エネルギー消費量とは、天然ガスや石油など、自然にあるままの状態で得られるエネルギーで、「給湯」「冷暖房」「照明」「換気」に使用するエネルギーが含まれ、その他TVや冷蔵庫・洗濯機などの家電は含まれません。
ZEHと光熱費ゼロ住宅との違いは
ZEHは、「使うエネルギーがゼロ以下になることで、光熱費もタダになるハウス」と誤解されやすいですが、ゼロになるのは「エネルギー」であって「お金」ではありません。ZEHの削減目標にはエネルギー消費量には、TVや冷蔵庫などの家電は含まれません。その為、ZEHだから必ず光熱費ゼロになるわけではありません。
光熱費ゼロ住宅は、日中は太陽光で電気を創り、余ったエネルギーを売却(売電)して収益を得て、夜は深夜電力の少し安い時間帯の電気を主に給湯機に使用し(買電)、電気代収支がゼロになる住宅をいいます。こちらは、「エネルギー収支」ではなく「お金」がゼロになったかです。
【ZEHのメリット】
- 太陽光発電の電力買取価格が下がっても、光熱費収支に影響しにくい。
- 太陽光発電のエネルギーを創るだけでなく、省エネにも重視していて、断熱性能にも力を入れた住宅の為、資産価値のある省エネスペックの高い家になり、長期間にわたって光熱費が抑えられる。
- HEMSシステムが搭載され、エネルギー管理ができる。
- 政府からの補助金が受けられる。
- 蓄電池を導入した場合の補助金増額もあり、災害に強い住宅になる。
【ZEHのデメリット】
- 建築費用・設備機器費用は高額になる。
- 最新高効率機種を採用する為、操作や設定が複雑化され便利な反面、苦手な方もいる。
- 補助金制度が3種類あり金額や条件に注意。申請時期や予算額が決まっていて、抽選の場合もある。
まとめ
今回は、ZEHについて解説しました。
セキスイハイムでは、ZEHの’’一歩先’’を行く、ずっと安心・快適な暮らしをご提案しております。内容を詳しく知りたい方は、当社までお気軽にお問い合わせ下さい。